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英語が苦手な人のための長文読解【初級編】

まず最初にお伝えしておきたいのは、この記事は本当に本当に長文読解が苦手な人や初めて長文読解に触れる中学生くらい向けに書いた記事です。

読んでみたら「何だそんなことか」「ちぇっ、時間の無駄じゃん」って思うようなことかもしれません。

でも、そのコツを知らずに苦労してる人や、苦手意識が強い人のための記事です。

 

で、そういう人って、長文読むときに

①何度も同じ文を読む

②問題と文章と選択肢をいったりきたり

③わからん単語や文章があると、とりあえず止まる

④さっき読んだはずの答えがどっかいっちゃった

⑤時間がなくなって焦って余計に読めない

 

こんな感じだと思うのですよ。最初期の私もこんな感じでした。

そこから、大人しく数をこなしたり、英語コースに入ったことで教えてもらった色々とかで体得したコツをお伝えします。

本当に初歩的なものだけ載せます。私が言語化できるのがそこまでだからです。

もう少し長文をしっかり速く読めるようになって、それを言語化できるようになったら【コツ・中級編】を書こうと思います。

 

 

①印をつける

もし、テストが書き込める形式の場合、印をつけるのはかなり有効な手段です。

TOEICは書き込み不可だけど、普段の勉強の時にやっておくと、本番のときに頭の中で印をつけられるようになります。

印をつけるものリストは以下の通り。

  • 固有名詞(名前、地名、建物名)
  • 数字(時間、値段、個数、人数……)
  • わからない単語

前半2つは、回答の時の目安になります。このあとお話しますが、先に問題文を読んで、訊かれてること(時間や場所など)を把握しておきますが、「あの答えどっかいったわ」を防ぐことができます。

最後の「わからない単語」は、分からない時に止まらないようにするための印です。分からない単語は読んでいくうちに文脈から意味が推測できることもあるし、唐突に思い出すこともあります。それまで止まってるのはもったいないので、読めない単語は丸を付けてすっとばします。「アレックスは○○を食べた」というとき、○○は食べ物であることがわかるし、問題に関係ないこともあります。わからんところは「ほにゃらら」として読んでしまえばよいのです。

このとき、前半2つの印と最後1つの印は別のものにしましょう。丸と下線とか。ギザギザ線とか三角でもいいです。混ざらないようにしましょう。

 

②問題文を先に読む

長文よりも先に問題を把握しましょう。長文を読むとき、問題に関係なさそうなところは適当に読み飛ばすことができるからです。長文は時間が命なので、全部読もうとするのはやめてください。全部読めるくらい早いならもちろん読んだ方がいいんですけどね。TOEICとかネイティブでも満点難しいらしいので、気にすることなくおおいに読み飛ばしましょう。

問題で大事なのは最初の一単語です。

「What」「When」「Where」「Who」「Why」「How」の5W1Hを把握しましょう。Howは「How to」なら「どうやって」だし、「How many」や「How much」なら「いくつ」です。これをぼんやり覚えつつ文章を読みます。

ここで①の印をつけることが生きてくるし、次の③のテクニックにも重要です。

 

③長文と問題文は対応している

これだけだと分かりづらいですよね。図解します。

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 (前回より図が雑だとか言わないでくださいね……分かりやすさと速さを優先しました……)

 

ここで言いたいのは、「問題は時系列順に並んでいる」「長文も時系列順に並んでいる」ということです。上の図の①②③④にはそれぞれ1~3段落くらい入ってると思ってください。

読む順番としては、

(時間がありそうなら問題文全体をさらっと見ておく。選択肢は見なくてOK)

→①の問題→長文を頭から→①の答えを見つける

→②の問題→①の答えがあった段落は飛ばして、次の段落→②の答えを見つける

→③の問題→②の答えがあった段落は飛ばして、次の段落→③の答えを見つける

→④の問題→③の答えがあった段落は飛ばして、次の段落→④の答えを見つける

です。答えを見つけたらそのたびに解答用紙に書いてくださいね。

③の答えがあった箇所より前に④の答えがあることはありません。

逆に③の答えがあった箇所より後に②の答えがあることはありません。

同じ段落に答えが二つあることもかなり少ないです。

 

文章の半分以上を過ぎたところで①②の答えが出てないのはおかしいのでは……?と考えることもできます。

途中で突然②の答えを見つけたら、①の答えはそこより前、③の答えはそこより後にあると言えます。

これを知ってるだけで、読む箇所を減らせるし、答えを求めて何回も読んだり彷徨ったりすることが減ります。

時間がないときはとりあえず読み進めて、メタ視点から答えを探すのおすすめです。

 

④小さいルールを覚える

 

  • andは同じもの(時間と品詞)を繋ぐ

→つまり、andは動詞(現在形)と動詞(現在形)をつないだり、名詞どうしを繋いだりします。「The girl is small and cute, and has a flower.」だと、一つ目のandは「small」と「cute」を結んでいて、2つ目のandは「is」と「has」を結んでいます。

意味わからんところにandがあったら、すぐ後ろの単語と同じ時間・品詞のものを探しましょう。

  • 「,」と「,」で囲まれた部分は消しても問題ない

→使えます。「Tokyo, Japanese capital, is tourist spot.」こういう文章の時、「,Japanese capital,」は大抵装飾です。消してOK。必要ならあとで読みましょう。

  • 「to」は「~へ」か「~のために」でOK

→今回は出てきてないけど「to」について。toのあとには「名詞」か「動詞の原形」しかこない、と覚えると楽です。

名詞の時は「~へ」。方向を示します。場所とか相手とか。

動詞の原型のときは「~をするために」もしくは「~すること」です。

「I go to University to take a class」

これは、「私は授業をとるために大学へ行きます」です。

「To read a book is my hobby」

これは「本を読むことが私の趣味です」です。

「To have a break I go to cafe」

これは「休憩をとるために、私はカフェへ行きます」です。

なんとなくわかりますか?

これを知ってると、toが出てきた時におちついて対処できます。3パターンだけなので。

 

こういう小さいけど使えるルールみたいなのを覚えると、100点はとれなくても70点くらいとれるようになります。なんで100点取れないかというと、こういうルール、正式なものじゃなくて時々例外があるからです。

100点取りたい人は例外もわかるようにいっぱい勉強してください。わたしは70~80点くらいとれたら満足です。

 

 

以上で、普段私が長文を読むときに使ってるコツみたいなものをお伝えしました。

あと、これはできる人とできない人がいると思いますが、文章からなんとなく「ポジティブ」か「ネガティブ」が分かると更に良いと思います。良いことについて書かれているのか、悪いことについて書かれているのか。でも、できなくても気にすることはありません。

 

間違ってるコツもあるかもしれません。ただの一個人の見解、裏技みたいなものですので……もし間違ってたり、わかりにくいことがあればこっそり教えてください。