やりたいことをやるつもり

なんでもかんでも記録する。

海外現地調査のすゝめ(イギリス編)

※これはklis Advent Calendar 2019 12/20の記事です。

adventar.org

 

主催者に従い、自己紹介をしておきます。

klis14で平凡に卒業し、slis18になり、来年度そのままslisD進予定のういういです。

何の理由もなく、心が公共図書館に惹かれてしまったので、公共図書館の研究をしています。

 

私は2017年度にやった卒業論文、今現在進行形でひいひい言ってる修士論文のどちらもイギリス(ロンドン)で現地調査をしました。

卒論の時はklis/slisの「海外研修助成制度」を使い、今年は自費で行ってきました。

海外の図書館をテーマに研究したい人の参考になればいいなーというお話を書きます。

 

他の方々よりお堅めの内容&長いので目次を確認して、必要なところだけお読みください。

 

【目次】

1.海外研修助成制度ってなに?

2.実際どのくらい(お金・時間・労力)かかるの?

3.それほんとに海外行かなきゃだめ?

4.現地調査って実際どうやるの?

5.旅行にも使えるロンドン小話(個人の感想)

6.まとめ

 

1.海外研修助成制度ってなに?

図書館情報メディア研究科及び知識情報・図書館学類の学生が対象の助成事業で、海外での研修(現地調査とか)を支援してくれる制度です。

海外であれば場所は問わず、航空費+宿泊費で最大20万円まで支援していただけます。

私の時はklisとmastの学類長の前で、研修計画のプレゼンと質疑応答をして、6人くらいの中から3人が選ばれました。

学類~院まで含めて1回しか使えない(慣例上?)そうなので、使いどころは考えたほうが良いかもしれません。

あと、いくつか注意点はあります。

・後払い:先に自分で払っておいて、後で使った分振り込まれます。帰ってきて、2~6ヶ月ほどかかります。私の場合、9月に行って、返ってきたのは確か1月か2月。

・書類めっちゃ面倒:飛行機とホテルの領収書、出張届、旅程表、報告書、くらいは最低でも出す必要があります。OSSMAの加入必須だったりとか。

・HPに名前が出る:対象に選ばれると学類と研究科の該当ページに名前が出ます。報告書も載ります。嫌な人は注意。

 

ただ、大学のお金で海外行けるのめっちゃいいぞ。

海外で現地調査したい人は検討すべき支援だと思います。書類もなんだかんだ支援室の人がちゃんと教えてくれます。

詳細は必ずその年度ごとの応募要項とかを確認してください

該当ページ↓

klis.tsukuba.ac.jp

2.実際どのくらい(お金・時間・労力)かかるの?

2.1 ヨーロッパならやっぱり20万前後

 私の場合、1回目も2回目も2週間ほど滞在して、1回目は30万程度、2回目は20万程度でした。大体航空費が8~15万くらい、宿泊費が5万~かかります。

 旅行であれば航空費はセールを狙ったり、宿泊をドミトリーにしてもっと安く抑えることもできます。ただ、調査に行くのであれば時期が固定される(大体夏休みか春休みに行く)し、宿泊先にWifiと机がないと話にならん&可能なら一人で安心して眠れる環境が欲しいのでこのくらいかかります。

 そこに生活費を足して20~30万円です。

 1回目は旅行代理店を通したこと、安いけどちゃんとホテルに泊まったことで30万円程度。2回目は個人手配したこと、一人部屋だけど1階に家主が住んでるB&Bにしたことで20万円程度、といった感じです。

 

2.2 代理店手配 vs 個人手配

私は1回目(卒論)は代理店手配、2回目(修論)は個人手配で行きました。

代理店は大学会館のとこにある某旅行代理店で、個人手配ではExpediaを使いました。

前者は近いから、後者はホテルと飛行機をまとめて手配できて、まとめて手配するとホテルが若干安くなったから、という理由で選びました。

それぞれの利点と欠点をまとめておきますね。

 

代理店手配

<利点>

・飛行機等で遅れやバゲージロストがあっても安心

・領収書その他を何も言わなくても出してくれる

・乗り換え時のホテルなども探してもらえる

・旅行保険もまとめて手配してもらえる

・旅行などで使うならツアーとかの手配も任せられる

<欠点>

・手数料が入るため少し高くなる

・旅行代理店では手配できないホテルがある(安いホテルが少ない?)

・1,2回は実店舗に行く必要がある

 

個人手配

<利点>

・安く手配できる

・店舗に行かずに24時間手配ができる

・個人経営のB&Bやドミトリーもホテルの候補に入れられる

・好きな旅行保険を選べる

<欠点>

・飛行機が遅れようがバゲージロストしようがホテルの予約に手違いがあろうが、戦うのは自分

・旅行保険、ホテルまでの交通手段など自分で手配するものが意外と多い

・書類とか必要なものを自分で揃えるの大変

 

以上より、個人的には海外が初めての人、度胸がない人、お金がある人は旅行代理店にお願いしたほうがよいよ!って感じです。

バゲージロストや飛行機の遅延は、プランを選べば旅行保険でカバーできます。加えて、日本語オペレーターに繋げるサービスがついてたりします。

語学力と気合いで大体乗りきれるぜ!という人は個人手配安いし楽しいのでおすすめ。

 

3.それほんとに海外行かなきゃだめ?

3.1 現地調査しなくても論文は書ける

 ぶっちゃけた話をすると、日本を対象にしようが海外を対象にしようが、現地調査無しで論文は書けます

 文献調査のみでもいいし、アンケートでもいいし。もし相手の都合がつくならSkypeなんかを使ってオンラインインタビューでも可能です。十分研究方法として認められます(それが研究目的に適しているなら)。

 今は現地に行かなくても色んな情報が手に入ります。海外に行く余裕はないけど海外の何かしらについて研究したい、という人は安心してください。

 

 それでも現地に行くのはなぜか?と問われると、私の中では3つ回答があります。

 ①現地に行かないとわからない様相があるから、②現地に行く方が職員さんが優しいから、③次年度以降に繋がるから、です。

 ①その図書館にいる人々の年齢層、人種、性別の割合。職員と利用者のコミュニケーションの様子。その地域の活気や雰囲気、あと匂いも。それを知っているのと知らないのとで書ける内容や考察の深みが全然違います。

それから、その図書館だけでなく、周囲の別の図書館、別の地域の図書館を回ることで、調査対象の図書館の事象が、その図書館特有なのか、その地域・国特有なのか、といったことが分かります。

 ②逆の立場で考えてもわかると思うんですが、はるばる海を越えてやってきて「あなたの図書館に興味があります!」という人には協力したくなります。行くから!というと受けてもらえるインタビューも多いはず。時間の調整も楽だしね。ネットに上がってない資料をくれたりもします。

 ③一度会った職員さんは、とりあえず「顔見知り」になります。調査の時印象良くできればお友達になれるかも。そしたら来年度以降職員さんにインタビューしたいとか利用者さんにもお話聞きたい、というときに協力してくださる可能性が高まります。私は今年図書館の人と仲良くなってクマさんをもらいました。

 

3.2 研究の名目で海外に滞在するのめっちゃ良いよ

 調査以外は海外旅行だ!!大学のお金で行ける可能性もある!!

 普通の旅行だとしり込みする2週間が「調査だから」というと必要日数になる!!

 「旅行した」だと「いいなー」で終わるけど「海外で現地調査してきた」だと「すごーい」ってなる!!

 論文のクオリティはともかくとして「私は現地調査を乗り越えたのだ」っていう自信がつく!!最終発表全然怖くない!!

 

4.現地調査って実際どうやるの?

4.1 アポとり

 私は行く前にひたすらメールでアポを取りました。図書館のアドレスに「日本の大学生です。~~という研究をしていて、貴方の図書館に大変興味があります。×月●日から×月△日まで、ロンドンに滞在するので、インタビュー/参与観察させてくれませんか」と送ります。

 どこでもそうですが、相手の優しさ次第です。受けてくださった職員さん、本当にありがとうございます。

 とりあえずメールで取れるだけアポを取って、行った先では回った図書館で面白そうなところがあれば「来週もう一回来るからインタビューさせてもらえませんか?」とお願いします。「私では判断できない」と言われたら判断できる立場の人の連絡先だけもらって帰り、メールを送ります。大事なのは折れない心。

 

4.2 準備

 アポを取る前から質問項目は準備し始めていました。これは研究内容によると思うので、指導教員とよくよく相談して決めてください。

 参与観察にしてもインタビューにしても倫理申請が必要です。渡航する前に必ず出すこと。結果が出るまで大体1~2週間かかるので、早め早めに動きましょう。

 アポが取れたら、その図書館の資料をひたすら集めます。文献で分かることは訊かないようにしましょう。文献を読んでわからないことはどんどん訊きましょう。自分の研究にどういう資料が必要で、ネットで手に入れられるものがどれで、手に入らないものがどれか把握しておきましょう。

 事前に一回訪問して場所と交通手段を把握しておくとよいと思います。

 持ち物はバインダー(レポート用紙を大量に挟む)、クリアファイル、鉛筆、デジカメ、ICレコーダー、菓子折り。

 スマホは充電切れが怖いのと、相手の理解が得られるかどうかが難しいので、デジカメとICレコーダーにしたほうが無難です。一応スマホをサブとして使えるように録音アプリは入れておいた方がよいです。

 菓子折りは無難なクッキーとかオススメ。お礼の気持ちでもあるし、相手からの好感度を上げておくとインタビューの内容やもらえる資料が変わってきたりします。

 

4.3 そして調査当日

 インタビュー/参与観察中は同意を得て録音を取りつつ、ひたすらメモをします。話の内容、それに関して自分がひらめいたことなどなど。調査の日付と時間は必ず書きましょう。

 どんなに緊張していようが、にこにこしているのが大事です。

 終わったらお礼のメールを忘れずに。

 録音や写真のデータはすぐにバックアップを取って、可能なら覚えているうちに文字起こしや記録のまとめができると良いです。

 

 アポ取りでも、インタビューや参与観察中でも大事なのは十分な準備と気合です。

 

5.旅行にも使えるロンドン小話(個人の感想)

5.1 みんな気になるご飯の話

 「イギリスに行った」という話をすると、90%くらいの確率で「ご飯まずいって本当?」と聞かれます。結論から言うと「わりとおいしい」です。

 もし同じ金額を出すとすれば、間違いなく日本の方がおいしい。ただ、物価の違いみたいなものもあるので、それなりに高いものを買えば普通に美味しいものが食べられます。

 フィッシュ&チップスは白身魚のフライとポテトなので普通においしいし、スコッチエッグも茹で玉子入りハンバーグなのでおいしいし、シェパーズパイもただの挽き肉とジャガイモのパイなのでおいしいです。スコーンも有名ですが当たり外れがあるかも。

 あとカフェとかで食べられるイングリッシュブレックファストはまじでおすすめ!!おいしくて量が多い!!

 私は内臓系が苦手なのでブラッドソーセージとハギスは食べられません。好きな人は好きかも。あとうなぎのゼリー寄せはまずいと有名ですね(食べてない)。

 安くて美味しいものが食べたい!と思ったらスーパーに行きましょう。果物とパンは間違いなく美味しいので。スモークサーモンもおすすめ!

 あとは、ロンドン歩いてるとそこら辺にエセ日本食チェーンがあるのでそれも面白いです。最近の流行りはDONとGYOZAらしい。私は毎回SUSHIを食べてます。ネタはそこそこ美味しいけど米があんまりおいしくないです。

 

5.2 ロンドンの交通網

 バスと地下鉄、以上!って感じです。タクシーも走ってますが、バスと地下鉄あればロンドン中回れるので使いませんでした。

 バスはめちゃくちゃ時間がかかるけど安い。

 地下鉄は速いけど高い、あともちろんバス停より駅が少ないので多少歩く。あとはロンドンの端の方に行くための地上鉄道もありますが、大体地下鉄と同じです。

 地下鉄もバスもOystarと呼ばれるSuica的なカードを使って乗るのが便利です。空港とか駅の券売機で購入・チャージができる&ほとんどの券売機が日本語対応です。

 地下鉄の路線図はとても分かりやすいし、改札の近くに大抵誰か(駅員か警備員)がいるので、行先の表示されたスマホを見せて「ここの駅に行きたい(I'd like to go to this station.)」と言うと教えてくれます。

 バスはまーじでわかりにくい。バス停ごとに停まるバスの路線が違うし、バス停が多すぎてわからない。個人的にはGoogle Mapよりもcity mapperというアプリの方がバス停までの案内が分かりやすかったです。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.citymapper.app.releaseplay.google.com

 

 バスは降りるときには降車ボタンを鳴らして知らせます。乗るときはバスが来るのが見えたときに乗りますアピール(運転手と目を合わせる、軽く手を挙げる等)をしないと素通りされることがあります。

 数日の滞在なら地下鉄のが便利ですが、長期滞在や調査で色んな所を回るのであればバスを使って交通費を押さえた方が良さそうです。

 

5.3 治安とロンドンの人々

 治安が悪い悪いと言われるヨーロッパですが、ロンドンでは暗いときに危ない場所を通らない限り、そうそう何もありません。もちろん自衛は大事なので、貴重品は肌身離さず持っておく、派手な格好はしない、変な人に声をかけられても無視する、などの対策は必要です。

 ただ、テロだけはどうしようもないので、遭わないことを祈るしかありません。私が卒論で行ったとき(2014年)、乗ってる電車と同じ路線の駅で爆発騒ぎがありました。幸い私はなんともありませんでしたが、十分注意してください。2019年に行ったときは、2014年当時より駅の警備員さんも少なくなっていました。

 あとロンドンの人はめっちゃ優しい。大きいスーツケースを引きずって階段上っていると誰かが助けてくれるし、案内板を見上げていると誰かが声をかけて案内してくれます。もしかしたら私が女の「子」に見えてるからかもしれません。

 今年行ったとき、路線図を見て乗り換えを考えているとナイスガイが声をかけてくれました。

「どこ行きたいの?」

「××って駅に行こうとしてる」

「案内してあげるからついておいで」

はぐれてないか振り向きながらホームまで案内してくれて、

「いいかい、ここのホームに2番目にくる電車に乗るんだよ。僕は違うホームだから行くけど、間違えないように気を付けるんだよ」

と噛んで言い含めるように私に言ってナイスガイは違うホームにいきました。扱いは完全に中学生でした。たぶん大抵の日本人は5~10歳くらい若く見られます。

 

5.4 覚えておくと便利なこと

・トイレはまじでない。大きい駅、図書館、美術館、博物館、デパート、スタバのが使いやすいです。カフェはあるところとないところがある&注文しないと使えない&場所が分かりにくくて店員さんに聞かなきゃいけないことが多い。見つけたら行っとけ。

・クレカはどこでも使える。1~2枚用意しておく&海外にいるときの紛失連絡先をチェックしておきましょう。マーケットとかに沢山いくならある程度現金があってもよいです。

Wifiは以外とない。時間制有料のWi-Fi、イギリスで通じる電話番号を入れないと使えないWi-Fiならたくさんあります。日本でポケットWi-Fiを借りていくのが吉。

 ・大英博物館の入り口ではバッグチェックがあります。刃物等は置いて行った方がよさそう。

 

6.まとめ

 海外現地調査楽しい!一人で自由に動けるの最高!

 あんまり怖がらずに、機会があればぜひ行ってみてください。

 質問があればここのコメントかTwitterで。

マイクラで生活崩壊した話

9月の頭ごろにPS4Minecraftを始めました。

なんとまあ見事なほどにドはまり……

ちょっと生活とメンタルがやられかけたのでその話をします。

 

1.マイクラめっちゃ楽しい

 私はサバイバルモードで始めたんですが、敵と戦ってアイテムを手に入れて達成感、鉱石を集めて達成感、建物を建てて達成感、と小さな達成感がすぐに得られます。

 研究に詰まり達成感に飢えていた私はあっという間にその快感にやられました。

 樺の木の真っ白豆腐ハウスはあっという間に地下1F地上3F の縦長豆腐ハウス(カラー)へと様変わりし、作物全種の畑が家の横に設置され、廃坑、村、砂漠へのレールが敷かれ、各種自動化装置を作りまくり、スポーントラップを作り、ブランチマイニング場が完成しました。(スライムチャンクと天空トラップタワーは面倒なので触っていません)

 とりあえず構造物が出来上がると嬉しい。レッドストーン回路が動くと楽しい。攻略本も6冊買って+kindle unlimitedで6冊借りて読み込み、暇さえあればminecraft wikiに入り浸り、YouTubeの再生履歴はマインクラフト実況動画一色。すぐに使える知識が増える満足感。

 しかもこのゲームには終わりがないのです。探検する場所は森の洋館、ジャングル寺院、ピラミッド、海底神殿、廃坑、イグルー、ネザー、エンドシティその他諸々。森の洋館はスポーン地点の近くにあったので「私めっちゃラッキーじゃね!?」とテンションも爆上がり。

 集めるアイテムも山のようにあり、備蓄も楽しい。私の資産無限大。元々現実でもゲームでも収集癖があるので、アイテム収集、倉庫に整理して備蓄にハマった。トロフィー集めにも精を出した。

 

 そして生活が崩壊した。

 

2.生活の崩壊

 夜中ずっとゲームをして明け方寝るようなことが増えました。他のゲームならどこかでクリアして終わったり、負けたら終わり・勝ったら終わり、で目途を付けられたのかもしれません。でもマイクラは終わりがなかった。ずっと楽しい。負けがかさんで「もうやめてやる!」とかもない。無限に面白い。

 ご飯を食べる回数が減って、1ヶ月で2,3kg体重が落ちました。ダイエットできてラッキーとかいってた自分が馬鹿すぎる。

 もちろんそんな状態なので研究の進捗は生まれません。そうして、遅れていく執筆スケジュールとどうにも戻らない生活習慣でメンタルが死にました。メンタルが死ぬと生活は更に荒れ、メンタルが死んでてもできること=ゲームをするようになります。

 たまに研究に手を付けても容易には達成感が得られない。達成感が得られないと焦燥感で眠れない。お手軽に達成感を得るためにマイクラを始める。生活が乱れる。もう自力ではどうしようもない負のスパイラルに入っていました。

 

 頭ではわかってました。3食ちゃんと食べて、夜に寝て朝に起きて、ゲームは1日1時間。でもその時の私は「やばい」と繰り返しつつ、ゼミの前日だけなんとか進捗をすこーしだけ生んで「来週頑張ります」をやる自転車操業をしていました。そうすることしかできませんでした。

 

3.そして落ち着いた

 恥ずかしながら、落ち着いた理由は意志の力などではありません

 自動化装置を一通り作り切ったからです。作るものがなくなって、特に家の改装には興味を持てず、冒険にも慣れてきて、あんまり死ななくなって、スリルが減って、小康状態になりました。

 徐々に「今日はやらなくてもいいかな」が増えて、マイクラの情報をひたすら集める時間も減りました。

 でも、一度崩壊した生活とメンタルを立て直すのは難しかった。

 1日15時間くらい寝る日が1週間ほど続きました。バイトの時間には何とか布団を這い出して、外面だけはなんとかニコニコ保っていましたが、家では限界。

 夜になると焦燥感と無力感でぼろぼろ泣いていて、泣き疲れたら眠って、目が覚めるのは翌日15時。食べてなさ過ぎて胃が死んでたので、レトルトのおかゆばっかり食べてました。微熱は下がらず、何か常にお腹痛い。

 もちろん研究の進捗が生まれるはずもなく、追いかけてくるゼミの日と論文提出の締め切りにメンタルをやられ、やられたメンタルで無理をしようとするもんだからさらにやられる。ゲームはやめたのに負のスパイラル。

 2週間くらいで限界が来て、金土日のバイトを全て代わってもらい、県外の彼氏のところに逃亡しました。彼氏には「他人の力で生活と精神を立て直すために来た。私は何もできない」と伝え、強制的に夜寝かせてもらい、朝起こしてもらい、3食作って食べさせてもらいました。

 そのあとも若干不安定ではありますが、何とか立て直し、遅れたスケジュールをなんとかするために頑張っています。

 

 私は早めに「これはまずい」と気が付いて、自力で動けるうちに助けを求められましたが、もしそうでなければマジで鬱で休学&実家に強制送還になっていたと思います。

 

4.これからのマイクラとの付き合い方

 これまで、これほどゲームにのめりこんだことがなく、自分でも付き合い方が下手だったな、と反省しています。

 今はゼミで進捗報告をした日の夜はやっていい、でもAM1時には寝る、というのがルールです。修論を書き終わったらまたルールも変わると思いますが、睡眠時間だけは死守したい。

 ちょうどマイクラPS4版が統合版と合流して楽しいところではあります。修論書き終わったら動かなくなってしまった自動釣り機の修正と、エンダードラゴン討伐をやりたいなー。Java版も遊んでみたいなー。もちろん生活最優先で。

 

 大事なのは、夜寝て朝起きて、温かいごはんを食べて、仕事(バイト)以外で人と話すこと。

 ゲームに限らず、なんかにのめりこんで生活崩壊してる人、締め切りに追われてメンタル死んでる人はこれを守るだけでだいぶ違うと思います。

 

 みんな趣味は生活崩壊しないようにするんだぞ!!!

ランダム・ウォーカーが(たぶん)完結してしまった

本当に良いシリーズだ。

ここ数年、ラノベを読む冊数は減っていて、その中で出会えたことが本当に嬉しい本だった。

 

昨年、書店のバイトを辞めてから書店に行く機会がめっきり減ってしまい、新刊が出たことに気がつかないことも増えた。

2018年の12月に出たランダム・ウォーカーの最新刊も、気づいたのは今年の11月で、読んだのは12/7になってしまった。奇しくも丁度一年だった。

 

3冊目になる『天地の狭間のランダム・ウォーカー』を読み終わって、最初に思ったことは「研究者を目指していて、ほんとうに良かった」だった。

私も、シュカやヨキやアストラのような研究者を目指せる。

私はフィールドワークが好きだ。

文献ではわからない空気や活気や、そこにいる人たちを知ることができる。

読んだこと、聞いたこと、見たものが繋がる瞬間は、それはもうびりびりきてたまらない。

私はまだ研究者の卵どころか卵の殻のカルシウムの元素くらいのレベルなんだけど、それでも目指せる。

それが本当に嬉しい。

 

さて、ちゃんと本の紹介もしておこうと思う。

空の上にある文明が超的に発達した「セントラル」は地上の全世界地図を完成させ、地上の未知を解明するために中央調査局という国家機関を設置している。

そこの調査官であるシュカとヨキが地上を歩き、未知と出会い、人と出会う物語だ。

 

この本の素敵なところは、ファンタジーと科学が絶妙に織り混ぜられているところ。

基本はファンタジーだ。たぶん。

未知の生物、未知の現象。

でもそこに科学的にあり得る(あり得そうな?)解明シーンが加えられ、「もしかしたら世界のどこかには私が知らないだけで、あるのかも」と思わせられる。

夢がある、というと陳腐な感じだが、世界が無限に広がっているような気がする本だ。

 

それから、出てくる人がいい。

みんな自分の信念があって、そこに心がきちんと向いている。

この本は基本的には短編集という形をとっている(形式としてはキノの旅とか近いかも)。ヨキとシュカとセントラルの数人以外は登場人物が毎回変わる。

たぶん私たちはセントラルではなく、地上側の人間で、セントラルから調査されたり、見張られたりする立場だ。セントラルの一部の人間からすれば見下されていると言えるのかもしれない。

それでも、それぞれの登場人物に信念があって、心があって、人生があるというのが本当に愛おしいと思う。

このシリーズ、3巻まで出ているが、一冊につき3回は泣かされた。何が悲しいというわけじゃなくて、切なくて愛おしくてよくわからないけど胸がぎゅーっとなって泣きたくなった。

そういう本に出会えるのは幸せだと思う。

 

ところが、3巻のあとがきを読んで愕然とした。

4巻が未定。しかも商業的理由。

こんな良い本が、1,2巻が売れなかったというのか!?

いや、私も図書館情報学徒の末席にいる以上、近年の出版業界の厳しさはよく知っている。

それでも、なんだかやるせない気持ちになった。

 

いつか出るかもしれない幻の4巻のため、そうでないとしても、作者が次回作を書くためのエネルギーにするため。

みんな買って読んでください。

私の2019ベストヒットと言っても過言ではない。

とりあえず1巻読んでゾッとしてほろりとしてください。

そうです、ゾッとする話もあります。

よろしくお願いします。

 

 

世界の果てのランダム・ウォーカー (電撃文庫)

世界の果てのランダム・ウォーカー (電撃文庫)

  • 作者:西 条陽
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/03/10
  • メディア: 文庫
 

 

 

天地の狭間のランダム・ウォーカー (電撃文庫)

天地の狭間のランダム・ウォーカー (電撃文庫)

  • 作者:西 条陽
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/12/07
  • メディア: 文庫
 

 

 

 

 

夜が怖くて引っ越した話(心霊系ではない)

8月という中途半端な時期に引っ越しをしました。

別に留学してたとかそういうのではなく、夜が怖くなったから。これからその記録を残しておこうと思います。

 

1.色々と起こりすぎた

起こったことを時系列順に並べると以下の通り。

①2018年9月

・つくば警察署から「お伺いしたいことがあります」という旨の手紙
→電話すると、「不法侵入が多発してるけど、怪しい人みかけてませんか?」「いいえ見かけてません」で終わり。

・その数日後電話で「不法侵入犯が捕まって、あなたの家の敷地に侵入したとのことだけど、刑事的な処罰を望みますか?」
→わざわざ不動産会社とか大家じゃなくてうちに電話してくるってことはベランダでは……?
→室内には入ってないとのこと
→自身にはとくに被害の認識なし

→不動産屋には連絡がいっていなかった

 

警察の番号であることはきちんと確認した上で連絡を受けました。
最終的にTVつきインターホンつけてもらう&いくつかの防犯グッズで対策することに。

 

②2018年10月

・荷物の不着?盗難?が発生。所属してた学会からの本と振り込みの用紙の荷物だった。
→不動産と警察に連絡。9月の件とは関係ない&再送してもらえるならいいんじゃない?とのこと。
→ヤマトに確認をとると、配達員がポストに入らず、ドアノブにかけたことを覚えていた(補償はついてない配送だった)

 

結局、振り込みの用紙だけ再送してもらいました。


③2019年5月

・郵便物の不着?盗難?あり。祖母からの手紙
→郵便局で調査してもらったが見つからず。特に重要なものでもないため諦めました。

 

④2019年6月

・ドアスコープが外れかけていた
→ネジ状の構造が見える状態
→古くなって緩んだのかな?と思って手でてきとーに閉めた
→あとから、ピッキングや覗きの常套手段だと知った
→確認したら、手でてきとーに閉めたにも関わらず、固く閉まっていた。誰かが閉め直したか……?

 

2. 神経質になってしまった

①のときは、「捕まったんだ~よかった~」と思って、TVインターホンもつけてもらったし安心!みたいな気持ちでした。戸締まりは前より気を付けるようになったけど。

②のときは、本が入っている包みだったこともあって、単純に盗難or近隣の人に間違って届いたけど名乗り出てくれない、だと思いました。

③のとき、愛媛からの手紙だし、郵便局同士の移動の際、どこかで紛失されてしまったのかもしれない、と思いました。

④のとき、もうここには住めない、と思いました。

 

④が起こったあと、物音に敏感になりました。

隣の人に事故か故意かわからない壁ドンされてたんですけど、それが怖くてテレビの音量をめちゃめちゃ下げたりしました。

アパートの階段を誰かが上る音で目が覚めたりしました。というか寝付きが悪くて夜明けまで起きてることも増えました。

物音に敏感なのに一人で静かなのが怖くてYouTubeをイヤホンつけて流しっぱなしで過ごすようにもなりました。かと思えば、「イヤホンつけてると誰か来ても気配に気づけない!」と怖くなってつけたり外したりしてました。

 

でも引っ越しが終わって考えると、というだけで、そのときは普通だと思ってました。

研究室のソファでよく眠れた日に、自覚していないだけでだいぶ負荷がかかってる、ということに気づきました。

 

これで、ついてくる人がいる!無言電話がある!変な手紙が届く!ということなら警察に相談できたかもしれません。でもなにもなかった。一連の出来事が同一犯なのか、たまたま連続しちゃっただけなのか、判断できなくて、だから気持ち悪くて怖かったです。

 

あと一番ぴりぴりしてた時期に来て、インターホンで不明瞭に名乗ってドアの前から動かなかったNHK、お前だけは許さん。

 

3. 不用心は怖い

私わりと田舎の方からつくばまではるばる出てきてます。

家に人がいれば玄関の鍵はかけず、洗濯物は下着を含めて外に干し、季節がよければ夜は窓を開けて寝るような家です。(一人暮らしの人はもう少し気を付けてるのかも?)

大都会つくばで初めて一人暮らしになった私は一応色々調べたりして、家にいるときでも鍵とチェーンをかけ、夜は窓を閉めて鍵をかけ、下着はタオルに隠して干したりしていました。それで大丈夫だと思ってました。やりすぎじゃね?とも思ってました。

だってまわりにたくさん同級生住んでるし。

大学の近くだし、大学の近くに交番も警察署もあるし。

安心だなー、と。

 

そんなことで安心してたらまずかったようです。

用心はいくらしても足りないっぽい。

 

去年、親に車買ってもらったんですよ。

夜暗くて、バイト帰りが危ないから、って。

今思い返すと本当によかった。

もしかしたら、車がなければどこかで襲われていたかもしれません。

不用心にも自転車で夜中に帰ってきたり出掛けたりしてましたからね。

 

4. そして引っ越しへ

この辺はばったばたで特に言うこともありません。

親と相談してオートロック付マンションへ引っ越しました。1ヶ月くらいで引っ越しの手続きと移動が全部終わりました。わりと手続き自体は簡単ですが、お金はかかります。なんで不審者のためにお金を使わなきゃならんのだ(ほぼ親に出してもらったにしても)。

 

友人、バイト先の先輩後輩、恋人等々に手伝ってもらいました。みんなお手伝いありがとう。本当に助けられました。

 

今のところひと安心しています。換気もよくするようになったし、ポスティングの投函音や夜中の足音、ピンポンに怯えなくてよくなりました。

 

 

5. まとめ

ここまでしても、不審者が郵便局員とか市役所の人とかヤマトのお兄さんとか大学関係者だったら住所バレも一瞬&オートロック開けるからどうしようもないけど。

 

今でも時々思うわけですよ。

大学もバイト先も変わってない。

新しい住居なんてつけられたらすぐ分かってしまう。

オートロックでも駐車場は無防備だし。なんなら誰かのあとつけて入ろうと思えば入れるし。

 

ストーカーだと確定できない私ですらだいぶ怖いので、ストーカーが確定してる方は本当に本当に怖いんだろうと思いました。所属してる組織全部離れて、土地も離れて、それでも居場所がばれたりするわけだし。

 

みんな本当に気を付けて、用心深く生活してください。性別限らず。私も気を付ける。

 

絶対に犯罪行為をするやつが悪いのは間違いないんだけど、それでもその悪いやつのために死にたくはない。

「自衛しなかった方に問題がある」ではなくて、悪いやつがいなくならないから、「仕方なく」自衛をする。

 

本当なら私は夜は窓を開けて自然の風に当たりつつ寝たいし、夜中にお散歩したいし、洗濯物は全部日光に当てたい。

でも死ぬのは嫌なのでしません。

大袈裟だとは思いません。死んでもおかしくなかった。

たまたま気づくのが早くて、車を持ってて、引っ越しが間に合ったから生きてるだけ。

 

早く夜が怖くない日が来るといいなと思います。

 

 

ゆとり世代・さとり世代と言われても困る

大学生になりたての頃、叔母から「今の大学生はさとり世代」だと言われました。

曰く、出世欲がなく、気概が足りない、どうせ上にはいけないと思っている。

 

先日、とある大学の授業で、「今の若者は世界を目指さない」ということを熱く語る人がいました。

曰く、周囲の人が大事で、そこそこの給与と地位で穏やかに暮らしたいと思っている、だから世界に出ようとせず、結果として日本は世界に対して立場が弱いのだ。

 

でも毎回こう思うわけだ。

それの何が悪いの?

 

1.そもそもそういう教育を受けてきた

幼いころから言われませんでしたか。

・争いはよくない

・自分がされて嫌なことはしてはいけない

・生まれや信条で人を差別してはいけない

・個性を大事に

ナンバーワンよりオンリーワン

 

個性を大切にして、感受性を育てようとしたゆとり教育のたまものかもしれない。

私はこれを忠実に守っているいい子ではなかろうか?

人に攻撃をせず、仲間(周囲にいる家族友人恋人)を大切にして生きていこうと言うのだ。

そこに人と争って上にいこう、上にいこう、という気持ちなんて生まれるわけないです。

争わなくてもそれなりに生きていけるし。それの何が悪いの?

 

2. 覇気がないのではなく、尊重しているのだ

私は政治とか宗教とかマイノリティへの態度とか、意見は人それぞれだということを知っています。

その事実に対して特に思うところはありません。

でもそれを押し付ける人が嫌い。

自分と違う意見の人を貶めて、自分の意見を高めようとする人が嫌い。

 

相手がその意見を持ってる、私は違う意見を持ってる、それだけのことのはず。

意見が人それぞれだというのは事実であり、それを尊重したいと思っています。それは私の好き嫌いとは関係ない話です。

 

その人の意見が嫌いだからと言って、攻撃するのはよくない。でも、嫌いな人や嫌いな意見が近くにあるとどうしても嫌な気持ちになったりイライラしてしまう。だから離れる(twitterならミュートしたりね)。

 

人によってはこれが無関心だとか覇気がないとか思うのでしょう。でも、私は攻撃したくないし攻撃されたくない。相手の意見は尊重するけど同意はできない。そこで軋轢は生みたくない。

 

もちろんちゃんと議論することは大切だと思います。

商品とか企画とかサービスとかそうやってどんどん改善していくものだと思うし、仕事上でそれをするのは全く問題ありません。

でもプライベートでは、人の意見に口出ししたくない。

 

3. 上にいけないというのは割りと事実だと思う

1996年生まれ。早生まれなので学年としては1995年。

あんまり明るいニュースを聞いた覚えはありません。

政権がどんなに変わっても、それほど世の中明るくならないのを見て育ちました。

災害大国日本で、日常が崩れ去るニュースをたくさん見ました。

図書館が大好きで、司書になりたくて大学の専攻を決めたけど、多くの司書がワープアで生活すら厳しいことを知ってやめました。

 

うちの祖父は「いいとこの四年生大学に行ったんだから、公務員なんて簡単だろう」と言います。きっと祖父の時代もしくは私の両親世代はそうだったのでしょう。

そんなわけないことを私は知ってます。

 

誰でも情報発信ができる時代だからこそ、成功した人の話も失敗した人の話もたくさん見ました。そこでたぶん多くの人が思ったはずです。

 

「成功できるのって一握りの人間だけなんだ」

 

実際たぶんそうです。何か才能がある人、強い人脈を持っている人、たくさん努力できる人、失敗を恐れない人。そういう人は成功しているんだと思います。

 

でも凡人にはリスクが高すぎる。

失敗したらやり直しがきく保証なんてない。

失敗の行き着く先は死かもしれない。

 

それならハイリスクハイリターンよりも、それなりのリスクでそれなりのリターンを得て、穏やかに暮らしたい、というのが当然の思考ではないでしょうか。いのちだいじに。

 

それなりに豊かな時代に生まれたからこそかもしれません。リスクを犯さなくても自分一人(と周囲の数人)ならなんとか生きていける気がする。というのが私の気持ちです。

 

4. まとめ

高い志をもって前に進む人は素晴らしい。応援したいと思っています。

ただ、そうじゃない人に対して「覇気がない」「気概がない」「ゆとり世代・さとり世代」と言うのはやめていただきたい。

自分と、自分の好きな周囲の人々がハッピーに人生を終えられる、それで十分。

そのハッピーの形は人それぞれなので、大いなる壁に挑戦することがハッピーにつながる人もいるし、自分が大きな世界で活躍することがハッピーな人もいるし、給料が低くても余暇をたくさんとって趣味に没頭するのがハッピーな人もいるし、周囲の人をハッピーにすることがハッピーな人もいるし。

あなたが「覇気がない」と評価した人は「人と争わずにのんびり暮らすことがハッピー」な人かもしれません。

自分のハッピーを押し付けてはいけない。

それぞれのハッピーが尊重される世界になるといいですね。

 

 

 

 

メンヘラが「メンヘラってDVじゃね?」ってことに気がついた

つい最近、気づいたことがある。

「メンヘラってDVじゃね?」

私はたぶん、メンヘラ女の一人だ。

 

これについて、書こうと思う。

 

1.そもそもメンヘラとは

Weblio辞典だと以下の通り。

https://www.weblio.jp/content/%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%98%E3%83%A9

「心に何かしらの問題を抱えている人」というような意味合いで用いられている通俗的な表現(インターネットスラング)。メンタルヘルス(精神衛生)を略して「メンヘル」と呼び、さらに英語の接尾辞 -er を加えて「メンヘルな人」という意味を加えた言い方と解釈される。

 

一般的には、「メンタルヘルスがやばい人」を指すんじゃないかと思います。

リスカしたりとか、睡眠障害もってたりとか、異常な執着とか。

その中でも、特に恋愛ごとに対してよく使われる、というのが個人的な意見です。

大抵、重い、束縛が激しい、なのに浮気性、愛されてないと不安、みたいな女の子に使われがち。

 

2.メンヘラはDV

私個人のメンヘラの症状としては

・脈絡もなく泣く

・どうしようもないことで八つ当たりする

・嫉妬、束縛、執着する

・毎日連絡してよ!とか言う

・精神が体調に直結しすぎてて、少し嫌なことがあるとすぐに体調が崩れる

 

自傷も物理的他害もしてません。でも、精神的な他害はしてるんだと思う。

暴力だけがDVなわけじゃない。

恋人や家族や友人にマイナスな言葉を聞かせて、優しさを強要して、束縛して。それはきっとDVと呼ばれるものだと思う。

 

うちの恋人は私が嫌がったから、という理由で昔から仲の良い女の子と縁を切ったりしました。

そしてそれは、私がいたから、やってしまったことだと思う。

これが精神的なDV以外のなんだと言うのだ?

それ以外でも、泣いたときにずっと話を聞いて欲しがったり、私がつくばにいたがってるから自分が転職する、とか。彼氏はそれをよしとしているけど、本当にそれでいいのか?

自覚していないだけで私は彼氏を洗脳してしまっていて、彼氏は洗脳されてしまっているのではないか?

 

3.気づいたときに考えたこと

最初に考えたのは「このことが彼氏に知られたら、彼氏が正気に戻って振られるかも」でした。いやあ自分のことしか考えてねぇ。自覚すると私はかなりやばい人だ。

そのあともずっと悩んでいます。

このままでいいのか。

結婚とかそういうの進んできてるけど、これは恋人にとってよいことなのか。

私は願ったりかなったり、だけど……

一生懸命メンヘラを修正しようとしてるんですけど、これって治るもん?

 

4.私の彼氏、DV被害者と同じこと言ってない?

DV被害者は決まってこういうらしいです。

「彼、本当は優しいところもあるのよ」

「彼には私がいないとだめなの」

 

うちの恋人も同じことを言います。

「○○はいい子だね、優しいから傷つくんだね」

「○○はほんとに俺がいないとだめだなぁ」

 

DV加害者の典型的な特徴としては

・周囲からの評判はいい

・感情の起伏が激しい

・嫉妬深い

・時々ひどく優しい

などです。大体わたしに当てはまるじゃないかちくしょう。

DV関連の記事は男→女への暴力関連がほとんどですが、これはたぶん目に見える傷があるから。

目に見えない傷は本人が自覚しないと、誰も見付けられない。

 

5.まとめ

たぶんメンヘラは目に見えない傷を、側にいる依存相手につけている。そこから離れる人もいるだろうけど、優しい人はメンヘラに優しくして、どんどん傷つけられてしまうのでしょう。

 

個人としては、メンヘラ(DV)は治せるようになんとか頑張ります。

ずるいことに、できればこの記事は恋人に見てほしくないなぁとも思います。だって好きなので。

メンヘラのみなさんは気を付けて。

メンヘラの彼女・彼氏がいる人も気を付けて。

自分の精神状態を客観的に把握するだけでなんか変わるかもしれません。

 

6.追記(19/08/12, 19/08/16)

この記事が当人に見つかりました(そりゃそう)

本人いわく「俺はメンヘラだと思ったことはない」「君の価値観はおかしくないから大丈夫」「これからも気になることは遠慮なく言ってほしい」だそうで、天然のメンヘラ製造機でした。

ちゃんと自分で気を付けようと思います。

たぶん恋人自身が自覚もしてない、みえない傷があるはずだから。

 

英語って勉強法そんなに関係ないみたい

先日、TOEICの点数が910点になりました。

 

でも特別TOEIC対策をしてたわけじゃないんです。

TOEIC対策は以前書いたこの記事の点数のときだけ。

hukamy28.hatenadiary.jp

そこから2年間ほったらかしでした。

だって院に入ってから読む論文の8割は(仕方なく)英語になったし。

週1の英会話は続けてるし。

これ以上英語なんてやってらんね~!って感じです。

 

いや私、英語そんなに好きじゃないんですのよ。

ツールとして使ってるけど、日々時間をとって勉強するほど好きじゃない。

読まなきゃいけない論文を読んで、先生と同じクラスの人たちとの人間関係が良くて楽しい英会話教室に通って、それでもういっぱいいっぱい。

嫌いな人からすれば「十分好きでしょ」って感じかもしれませんけど……

 

いや、今回伝えたいのはそこじゃなくて、英語で(点取るだけなら)一番大事なのは継続だというお話。

私は870点の時はめっちゃTOEIC対策してました。それであの点数。

今回はTOEIC対策ほとんどしてないのに910点。ここの違いは「英語に触れる回数」。

1回分の量も質もそれほど関係ないと思います。回数。

 

院生になってから、ほぼ毎日、ほんの少しでも英語に触れていました。(論文1ページしか読んでない日もある、くらいのレベル)

最初はめちゃくちゃ嫌々だったけど、だんだん慣れました。

読むスピードはまだ遅いけど、読み始める時の抵抗感(ハードル?)がほとんどなくなりました。(たりぃ、と思うのは日本語論文も同じだし)

 

たぶん、英語が得意かどうかというのは英語への抵抗感で決まるんだと思います。

だから音楽、映画、漫画を使った勉強法が勧められる。

自分の好きなものなら抵抗が少ないからです。

英語圏の恋人を作ると上達が早い!」というのもそうですね。

音楽も映画も漫画もそんな好きじゃないんだけど、という方には「量がすくないもの」をお勧めします。うっすーい小説(ラダーシリーズとか、ペンギンシリーズとか)、偉人の名言、海外の俳優・女優、歌手のTwitterやインスタ……量が少なければ少ないほど抵抗が減ります。

頑張れる人は私みたいに荒療治でも行けるかもしれませんが、嫌いな人にとっては精神を病むのでお勧めできません。

 

【まとめ】

たぶん勉強法云々の前に、「英語への抵抗感」が大事だな、と思って書きました。

抵抗が少なければ触れる回数が増える。

触れる回数が増えれば上達する。

英語以外でも言えそうだなと思ったので、私が大の苦手としている家の掃除にでも応用してみようと思います。